前キャプテン・野口直人

2011年ホームレスワールドカップフランス大会を

目指し頑張っているとのこと、誠にうれしく思っています。

 

思い返せば2009年にイタリア、ミラノ大会に

出場させていただいたのが、つい昨日の事の様に思い出されます。

私たちの時は世界48ヶ国が出場した大会でした。
一番心に残ったことは、“言葉はいらない” 
“ボール1つで世界とつながることができる”ということです。

日頃の生活においてはそんなことがあるのかなぁと思われると思いますが、
是非出場されるみなさまには、その『不思議で、貴重な体験』をして
帰ってきてほしいと願っています。

世界に多くの友人を作られることと、
ゲームを楽しまれること、フランス大会で大活躍されることを祈ります。

 

 

前・副キャプテン 吉富

参加する前は普通に暮らす日本人。結構恥ずかしがりやの私でした。

が、帰国してからは今までの自分がとても小さく、

なんでこんなことを思っていたんだろう?

と物事に対しての見方、考え方が変わりました。

 

サッカーの技術、練習量ではかないませんでしたが、

元気と団結力はどこの国にも負けないチームでした。
試合に勝つ、1勝するということは大切ですが他の国の人たちと明るく、

楽しく過ごす、共有することが大事じゃないかと思います。
言葉はどうにかなります。日本語と身振り手振りでチャレンジしましょう。
今の素の自分で参加してください。きっと人生変わります。絶対に変われます。

 

 

 

美馬 直史

サッカーの練習に励んでいるみなさん、

今年のホームレスワールドカップ、フランス大会に出場が決まれば、

必ず選手としてフランスに行ってもらいたいです。

 

大阪チームと東京チームで何人ずつ選ばれるかわかりませんが、

自分の力で切符を勝ち取ってください。そして、

イタリア ミラノ大会でなしえなかった、

まず1勝を勝ち取ってもらえたら嬉しいです。

 

大会にはいろんな国の選手が集まり、自分たちよりも

体格のいい選手や技術の高い選手がほとんどです。

また、「昨日の敵は今日の友」というように、

試合が終わると気さくに声をかけてきたり、試合の応援もしてくれます。

だから、試合に勝っても負けても敬意をはらってください。

そうすることによって、大会が有意義に送れると思います。


私がミラノ大会で変わったことは、毎日いろんな国の選手との試合や応援、

また、選手村での生活。そういった雰囲気の中にいると、

前よりも小さなことにくよくよしなくなったし、

何事もやればできると自分に自信がつきました。

 

どんな日本チームになるかわかりませんが、

チームワークを大事にして、何事もあきらめないで

フランス大会に臨んでください。

日高進

サッカーって何だろう?遊びのサッカー、スポーツのサッカー。

俺のサッカーはスポーツとしては失格だと思うけど、

遊びのサッカーはソコソコいけてるんじゃないのかと自分では思ってる。
遊びのサッカーだからこそ、続けることができるし、

いろんな人とつながりができる。

 

だって、そうだろ?
反射神経がいいやつ、鈍いやつ。作戦に長けてるやつ、

そうでないやつ。でも、それって遊びでも何にでもつながるでしょ。

仕事しても人とのふれあいとか全部つながってるでしょ。

 

俺がもし、サッカーと出会っていなかったら、

ビッグイシューの本だけ売っていたら・・・、

俺という存在はどこまで通じていたんだろうか・・・。
サッカーを始めて、いろんな仲間ができた。

サッカーを通じて友達もたくさん、たくさんできた。

 

サッカーの魅力は果てしなくでかいよ。
1つの事に打ち込んでいるって、輝いてるよね、みんな。
いつも苦しい生活の中から何か輝いているものがあるからこそ、

みんなそこにひかれるんだと思う。

 

誰が代表選手に選ばれるのかはわからないけど、

ボール遊びの中から大きなものを得ると思う。

現に俺もサッカーの中からたくさんのものを得たし。
そのためには輝かないとね。

 

輝くって一生懸命やること。

本気でやっているからこそ、感動が生まれるんだと思う。
そのためには自分が何をするか、だと思うんだ。
とにかく、本気だよ、本気。
仲間を信じ、そんな君たちをみて

周りの人はほっとかないよ。

独りじゃない、これ大きいよ。
ボールを蹴る人と蹴らない人も一体になれる。

朝から晩まで、そうじゃなくても、365日のほんの一瞬でも。
ここだよ、ここ。ボール遊びサイコー。